JSBC2017の開催にあたって

皆様,本ウェブサイトをご覧になっていただき,誠にありがとうございます.JSBCも8回を数える歴史ある大会に成長してきました.これもひとえに皆様のご協力があっての賜でございます.学生主体の大会とはいえ,既に大学・大学院・高専を卒業,あるいは,修了され,社会人となられた方もこのウェブサイトをご覧になっているかもしれません.いわゆる大会卒業生も非常に多くなってきており,同窓会ばりに過去のことを思い出しながら,後輩たちの頑張りを見守る方々もおられるかと思います.

この大会は,学生の段階から,エンジニアリングデザイン能力に磨きをかけていただくために,学識経験者を始め,業界関係者の方々のご尽力により,運営されてきています.たまたま,この大会では,橋梁を対象として競技を構成していますが,ここで得た能力は,大会卒業生がどこへ行っても有効に活用されるものであると大会関係者は自負しております.

今,まさに大学生および高専生の方は,この大会への参加を大いに楽しんでいただきたいですし,大会卒業生にあっては,後輩たちを温かく見守り,ときにこの大会の話で盛り上がっていただきたいと思います.ぜひ,「ブリコン」という名を皆様の力によっても世に広め,ここで得た能力を発揮するきっかけの言葉としていただきたいと思います.

さて,第8回大会であるJSBC2017は,岐阜大学にて開催されます.岐阜は,日本のど真ん中に位置していることから,「日本ど真ん中ブリコン大会」の開催とも言えます.岐阜という地名は,織田信長公が岐阜城に入城した際に岐阜と命名され,今年はちょうど岐阜命名から節目となる450年目にあたります.これを記念し,「信長検定」が実施予定であるなど,地域活性化がたいへん進んできております.また,岐阜には,一見の価値がある岐阜の町を一望できる岐阜城が金華山にそびえており,清流「長良川」にて,かつて信長公がおもてなしに用いたとされている「ぎふ長良川鵜飼い」が行われています.加えて,9月2日のエクスカーションにて視察予定の「飛騨の小京都」と言われる高山市内の街並みや,世界文化遺産である「白川郷」,その他にも岐阜には多くの見どころがあるたいへん魅力的な地域となっております.

ただし,皆さんが,もし公共交通機関にて岐阜にお越しになった場合に,名古屋から20分程度で凄く近いが,岐阜駅から岐阜大学はバスで40分程度と岐阜駅についてから岐阜大学まで遠いという印象を持たれるかと思います.岐阜駅から遠い本学のロケーションは,ご容赦いただければ幸いですが,本学の近くに東海環状道路の岐阜ICが計画されているなど,数年後には利便性が高まる地域でありますことを,ご理解いただければ幸いです.

上述のように岐阜の町はたいへん盛り上がっておりますが,一方で大会会場は,まだ静穏を保っています.大会前日から会場設営を開始し,参加される皆様と大いに盛り上がるための充電を行っています.参加される皆様が主役です.充電が足りなくなるくらいの盛り上がりに期待しております.競技ですので,お互い競い合いの精神も大事ですが,ぜひ,多くの大学・高専の仲間たちと語らいあい,それぞれの技術の向上もさることながら,今後の日本,あるいは,世界を背負って立つ同じ時代を生きた同志となれるよう新たな仲間を獲得して下さい.大会参加者にとっては,自身の未来に向けての大きな糧になるはずです.

最後に,本ページを閲覧なさり,大会の見学を検討される方もおられるかと思います.是非とも現代の学生達がどのように頑張っているか,その活躍の様子をご見学下さい.大会関係者一同,様々な方々のご参加をお待ち申し上げております.

 

JSBC2017実行委員会委員長 木下幸治 

JSBC運営委員会委員長 葛西 昭