いよいよ大会開催が近づいてきております.今後のルールブックに対する質問につきましては,当日のキャプテンミーティングにて対応いたします.
【質問1】錘を載せた台車の移動方法についてですが,例えば,台車にひもを付けて引っ張るといった,具体的な移動方法を教えてください.
【回答】台車にロープをつけて引っ張ります.ルールブックの3.4.4に加筆しました.また,ルールブックに図-3.2を追加しました(回答日:2014年6月10日).
【質問2】3.2.10の安定性の確認についてですが,例えば,橋台の接触部をクランプで固定して水平方向に載荷するといった,具体的な載荷方法を教えてください.
【回答】橋台にCクランプを固定し,橋台上で橋梁が水平方向に動かないようにした上で,水平方向に載荷します(回答日:2014年6月12日).
【質問3】3.4.6(1)についてですが,80kgfの載荷とありますが,端部に台車を設置し従来の大会のように10kgfずつ載荷するのか,それとも80kgfの錘が載った台車を端部に設置するのか,どちらが正しいですか?
【回答】端部に台車を設置し,変位計のイニシャルを取ります.その後,10kgfの錘を8本載せて,80kgfの錘の載った台車とします. 3.4.6(3)も合わせて変更しました(回答日:2014年6月10日).
【質問4】3.4.6(1)についてですが,80kgfの載荷とありますが,台車に載せる錘1本ごとの配置は自分たちで決めれますか?
【回答】最終的な配置は図-3.3のように配置する必要がありますが,1本ずつの順序は自由に決定してください.ルールブックに図-3.3を追加しました(回答日:2014年6月10日).
【質問5】3.4.6(2)についてですが,「200kgf載荷時の橋梁のたわみを載荷競技の記録とする.」とありますが,150kgfでよろしいですか?
【回答】150kgfの間違いです.ルールブックを修正しました(回答日:2014年6月10日).
【質問6】3.4.6(2)についてですが,「80kgfの載荷の直後に150kgf載荷」とありますが,それは,80kgf載せた台車にさらに70kgf載せて合計150kgfとするのか,80kgfを一度除荷して0kgfの状態から150kgf載荷するのかどちらですか?
【回答】80kgfの台車にさらに70kgf載せて150kgfとします(回答日:2014年6月10日).
【質問7】3.4.6(2)についてですが,「80kgfの載荷の直後に150kgf載荷」とありますが,150kgf載せた台車の進行方向は80kgf載せた台車の進行方向と同方向か逆方向かどちらですか?
【回答】150kgf載荷時の進行方向は,80kgfの場合と逆向きになります.3.4.6(2)に加筆しました(回答日:2014年6月10日).
【質問8】去年の大会で見かけた,ボルトやワッシャーなどの留め具を紙コップに入れて仮設ヤード内に置いておくことは可能ですか?
【回答】入れ物に入れておくことを,許可します(回答日:2014年6月10日).
【質問9】昨年のルールブックQ&Aでは、架設部の回転やスライドを利用した移動は可能でしたが、今年もそのルールは適用されますか。
【回答】架設部の橋台上での回転やスライドを利用した移動は可能です(回答日:2014年6月10日).
【質問10】JIS規格以外のボルトは、使用可能ですか。
【回答】JIS規格の六角ボルトに限定します.ルールブック5.6に加筆しました(回答日:2014年6月12日).
【質問11】ボルト接合部で必ずワッシャーは使用しなければなりませんか。
【回答】必ずしも必要ではありません(回答日:2014年6月10日).
【質問12】荷重のかける際の台車の引く時間については制限がありますが、速さについての制限はありますか?
【回答】30秒以内に移動できれば,速さの制限はありません(回答日:2014年6月10日).
【質問13】荷重の台車を引く人数の制限はありますか?
【回答】人数に制限はありません(回答日:2014年6月10日).
【質問14】橋の高さについての制限はありますか?
【回答】高さの制限はありません(回答日:2014年6月10日).
【質問15】ルールには75mm以上のボルトを用いてはならないと書かれているのですが,長ねじボルトをつり材として使用することは,このルールに反するのか?
【回答】寸切りボルト(長ねじ)の使用は,許可しません(回答日:2014年6月12日).
【質問16】丸鋼をねじ切り加工を行った部材を用いてもよいのか?
【回答】丸鋼にねじ切り加工を行った部材の使用は,許可しません(回答日:2014年6月12日).
【質問17】ボルトの余計な長さを切断すれば,重量も軽減でき,ナットを締める時間も短くなるため,ボルトの首下長さを短くしたい.ボルトの首下長さを短く切断する行為は,ボルトを加工・改造する行為にあてはまるか.
【回答】ボルトを短く切断する行為は,ボルトを加工する行為とみなします(回答日:2014年6月26日).
【質問18】【質問16】についてですが、部材の接合で用いられる箇所をねじ切り加工したものではなく,部材をつくる工程の中で丸鋼にねじ切り加工を行った部材の使用も許可されないか.
【回答】150×150×800mmの箱に収まるように製作された1つ部材の中に,丸鋼にネジ切り加工を行ったものを用いることは問題ありません(回答日:2014年6月26日).
【質問19】図-iに示すような,高さが150mm下のトラス部材を横部材として採用しよう考えている.2.1.2によれば,たわみの計測位置は「支間中央の中央の横部材で」とあるが,図-iiの場合, A(上弦材側),B(下弦材側)のどちらになるか?(Aの場合の場合,変位計の設置が困難になる恐れがある.)また,図-iiiのように下弦材が無い構造場合では,たわみ計測位置どのようになるか?
【回答】Aの上弦材側で計測します.直下での計測が困難な場合,横部材のレールにできるだけ近い位置で変位を計測します(回答日:2014年6月26日).
【質問20】6.3.4の橋台の指定範囲以外での橋梁の接触について,この接触とは,架設時に接触してしまうことなのか,載荷競技時に錘の影響でたわんで接触してしまうことなのかどちらなのか.
【回答】架設競技修了時,および載荷競技開始時において,橋梁と橋台は,橋台上の指定範囲のみで接している必要があります(回答日:2014年7月5日).
【質問21】図-2.10の部材の大きさの制限について,150×150×800mmの箱の断面に対して対角線上に部材を入れた時に収まるようなサイズで設計しているが,問題ないか.
【回答】問題ありません(回答日:2014年7月5日).
【質問22】2.2.10に「コンペティションの目的上,鋼材とは,強磁性を示す合金鋼と定義する.アルミやステンレスは使用できない.」とあるが,機械構造用角形鋼管(STKMR)は違反にならないか.
【回答】違反になりません(回答日:2014年7月5日).
【質問23】2.1.12に「架設ヤードに準備した全ての部材を用いて橋梁を組立なければならない.」とあるが,ボルトも部材に含まれるか.
【回答】含まれません.留め具については,必要数以上を架設ヤードに持ち込むことが可能です(回答日:2014年7月5日).
【質問24】3.4.5(2)の「4つの支点」の変位はどこの変位を測定するのか.
【回答】H鋼でできた橋台のフランジ部で,橋梁が橋台に接している領域の直下で変位を測定します(回答日:2014年7月5日).
【質問25】5.6(3)で,「ボルトには加工や改造を行ってはならない.」とあるが,図-ivのように,あらかじめ部材とボルトを溶接して一つの部材としてもよいか.
【回答】5.6(1)に,「ボルト,ナットは接着または溶接などにより固定してはいけない.」とあり,溶接で固定することはできません(回答日:2014年7月5日).
【質問26】「図―2.1 台車の形状・寸法」にある車輪は市販のものか.市販のものであるならば,車輪の材質(樹脂,鋼製,ゴム製など)や,型番等が知りたい.
【回答】車輪の材質はゴム製です.市販品のものを準備する予定としています.例えば,型番「CHAMK-S75-R」(ミスミ社)相当品が考えられます(回答日:2014年7月5日).
【質問27】3.4.4に「台車の移動は,台車に付けられたロープを引っ張ることにより行う.」とありますが,台車に付けられるロープはどのような材質,太さ,長さのものを使用し,台車のどの位置にどのように付けられるのか知りたい.
【回答】太さ8mm,長さ約5mのポリエチレン製のナイロンロープを1台車あたり4本使用し,ロープは各車輪に取り付けます.
ロープの取付位置について,3.4.4に加筆し,図-3.2にも図を加えました(回答日:2014年7月5日).
【質問28】載荷競技時にロープを引っ張る人は手袋を使用してもよいのでしょうか.
【回答】使用可能です(回答日:2014年7月5日).
【質問29】3.4.4に「台車は,橋梁の一端から他端まで30秒以内で移動させる」とあるが,具体的に台車のどの部分が,橋梁のどこからどこまで移動させるのか.
2回の試技が連続して行われるのであれば,台車が橋梁端部に載った状態で荷重を上げることになるのか.
また,時間の測定は誰がどのようにして行うのか.
【回答】台車は,図―2.2のレール上のみで移動させ,レールの一端から他端に至るまで30秒以内で移動させます.したがって,レールの端に車輪が位置するように台車を設置した後,錘を載せます.台車を移動させ,30秒以内で反対側のレールの端に到達させます.この状態で,さらに錘を追加し計150kgfにします.
時間の測定は審判が行います(回答日:2014年7月5日).